載せるか載せないかで、来る問い合わせの質が変わります。金額そのものより、見せ方の話です。
法定費用と技術料を分けて書いてください。総額だけだと「何が含まれるのか」が伝わらず、高く見えます。分けて書けば、高いのは国に納める分だと分かります。
車検の支払いは、性質の違う2つが混ざっています。
| 法定費用 | 技術料(整備費用) | |
|---|---|---|
| 中身 | 自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料(印紙代) | 点検・整備・代行の手数料 |
| 誰が決めるか | 国や保険の制度。どの工場でも同じ | お店が決める |
| お店ごとの差 | 出ない | 出る |
| 変わるとき | 制度改定のとき(直近では2026年4月に検査手数料が改定) | お店の判断 |
お客様が比べているのは技術料だけです。法定費用はどこで受けても同じなので、ここを混ぜて総額で出すと、安いお店が高く見えることがあります。
参考:国土交通省ウェブサイト(自動車の検査(車検))
おすすめは載せることです。問い合わせの数は減るかもしれませんが、来る問い合わせの質が上がります。電話で金額だけ聞いて切る人に時間を取られなくなります。
そのまま使える形です。
軽自動車/法定費用 ○○円+技術料 ○○円=合計 ○○円
小型車(5ナンバー)/法定費用 ○○円+技術料 ○○円=合計 ○○円
普通車(3ナンバー)/法定費用 ○○円+技術料 ○○円=合計 ○○円
この下に、必ず一文を添えてください。
「法定費用は国に納めるもので、どの工場でも同じ金額です。重量税は車の年式や重さで変わります。上記は目安で、交換部品が必要な場合は事前にお見積りします。」
これがあると、総額が変わったときに「話が違う」と言われにくくなります。
直近では2026年4月に検査手数料が改定されました。ホームページに金額を書いている場合、改定のたびに直す必要があります。「○年○月現在」と書いておくと、古い情報をそのまま信じられずに済みます。
「車検○○円込み」は、何が込みなのか伝わりません。部品代が別なら、そう書いてください。
車の重さ・年式・エコカー減税で変わります。一つの金額だけ書くと、当てはまらないお客様が出ます。
価格で選ばれたお客様は、価格で離れます。整備の内容や、何を見るのかを一緒に書くほうが残ります。
流れる人は、載せなくても最終的に流れます。金額を載せる狙いは勝つことではなく、自分の店に合うお客様だけに来てもらうことです。整備の内容を一緒に書けば、安さだけで選ばない人が残ります。
書いたほうが親切ですが、改定のたびに直す手間がかかります。「法定費用(重量税・自賠責・印紙代)が別途かかります」と書くだけでも、総額の誤解は防げます。
車種と年式を選ぶだけの簡単なもので十分です。長い入力欄を並べると、途中でやめられます。