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スズキが補修用の鉛バッテリで自主改善
整備工場が取り付けた部品が対象
公開 2026年10月2日 / 国土交通省の発表日 2026年9月3日
車そのものではなく、補修用部品として売られたバッテリが対象です。交換作業をした工場の記録が頼りになります。
要点
対象は令和4年5月1日〜令和7年5月31日に出荷された補修用鉛バッテリ3,089個。この期間に該当するバッテリをエスクードへ取り付けた覚えがあるなら、製造番号の確認対象になります。車両のリコールではないため、車検証をたどる通知では見つかりません。
発表された内容
- 対象の製品名
- 鉛バッテリ(補修用部品)
- 部品番号
- 33610-61MC0
- 出荷期間
- 令和4年5月1日 〜 令和7年5月31日
- 対象数
- 3,089個
- 対象車種・型式
- エスクード
DBA-YD21S/DBA-YE21S/CBA-YEA1S/4BA-YEA1S
- 自主改善開始日
- 令和8年9月4日
- 不具合件数
- 6件(事故の有無:無し)
- 改善の内容
- 鉛バッテリの製造番号を確認し、該当するバッテリが使用されている場合は対策品と交換
- 問い合わせ先
- スズキ株式会社 お客様相談室
0120-402-253
どういう不具合か
発表資料によると、製造時のバッテリ内セル間溶接部の電流管理値が不適切なため、停車時のアイドリングストップ後のエンジン再始動による大電流でセル間溶接部が発熱し破断することがあるとされています。その結果バッテリ内の導通が損なわれ、最悪の場合、エンジンを再始動できないおそれがあります。
スズキは、自社のウェブサイトに自主改善情報を掲載してお客様へ周知するとしています。
「自主改善」はリコールとは別の枠
国土交通省は、リコールの届出・改善対策の届出・自主改善の実施を、それぞれ別のお知らせとして公表しています。今回は自主改善で、発表文の書き方も「スズキ株式会社から……自主改善を実施する旨報告がありましたので、お知らせします」となっています。メーカーが実施するものを国が知らせる形です。リコールの一覧は国土交通省のリコール情報ページにまとまっています。
整備工場にとっての意味
- お客様には通知が届かないかもしれません。対象は車ではなく部品です。周知はスズキのウェブサイト掲載が中心なので、見ていないお客様は気づけません。
- 見つけられるのは、取り付けた工場です。令和4年5月〜令和7年5月の間にエスクードのバッテリを交換した作業記録があれば、そこから拾えます。純正の補修用バッテリを使った分が対象です。
- 症状は「エンジンがかからない」。アイドリングストップ後の再始動で出る不具合です。入庫時の症状がこれなら、バッテリの製造番号を確認する価値があります。
- 先に連絡すれば、信用になります。該当しそうなお客様へ「対象かもしれないので確認させてください」と一報入れる。これは不具合の件数が6件と少ないうちにやるほど効きます。
- ホームページにリコール・自主改善の相談窓口を書いておく。「お乗りの車がリコール対象かお調べします」と一行あるだけで、不安になって検索した人の行き先になります。
出典:国土交通省ウェブサイト(自主改善の実施について(スズキ株式会社 鉛バッテリ)(令和8年9月3日)/自主改善の実施について(PDF))を加工して作成。改善箇所説明図も発表に添付されています。対象かどうかの判断はスズキ株式会社または販売店へお問い合わせください。
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