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今週のリコール届出まとめ
2026年10月4日〜10月11日 ホンダ レブル250など8件

公開 2026年10月11日 / 国土交通省の発表日 2026年10月8日・10月9日

この1週間に国土交通省へ届け出られたリコールは8件でした。二輪車、輸入車、大型トラック、フォークリフトやショベル・ローダと車種が分かれています。自分の店のお客様に関係するものがあるか、1件ずつ確認できるようにまとめました。

要点

台数が最も多いのはホンダ「レブル250」「Rebel 250」「CL250」の計64,532台です。二輪を扱う店は在庫車とお客様の車両の確認が必要です。大型車を扱う工場は三菱「ふそうスーパーグレート」の3件、産業車両・建機を扱う工場はコマツの2件を確認してください。

1. ホンダ「レブル250」「Rebel 250」「CL250」 ハンドルロックのボルト

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
外-4245(届出者:Thai Honda Co.,Ltd.)
車名・型式
ホンダ「レブル250」「Rebel 250」「CL250」/2BK-MC49、8BK-MC49、8BK-MC57(計3型式・計3車種)
対象台数
計64,532台(製作期間の全体の範囲:平成29年2月23日〜令和7年10月1日)。うち 8BK-MC57「CL250」は992台
不具合の内容
ハンドルロックを固定するボルトの締付け工具が不適切なため、ボルトの締結力が不足しているものがある。そのまま使用を続けると、ボルトが緩み停車時にハンドルがロックできないおそれがある。また、外れたボルトがフレームに挟まると、最悪の場合、ハンドルが転舵できず転倒するおそれがある。
改善措置
全車両、ハンドルロック締付けボルトを新品に交換し、規定トルクで締め付ける。
不具合件数・事故
1件/事故無し

使用者にはダイレクトメール等で通知され、整備事業者には日整連発行の機関誌で周知されます。実施済みかどうかは、本田技研工業のホームページのリコール等対象検索に“実施済”と表示されます。発表はリコールの届出について(ホンダ Rebel250 他)です。

2. BMW「BMW S1000RR」 イグニッションスイッチ

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
外-4243(届出者:ビー・エム・ダブリュー株式会社)
車名・型式
BMW「BMW S1000RR」/2BL-S10AA(1,701台)、8BL-S10AB(1,102台)、8BL-S10AC(1,042台)
対象台数
計3,845台(製作期間の全体の範囲:平成31年2月15日〜令和8年7月2日)
不具合の内容
イグニッションスイッチにおいて、設計検討が不十分なため、高回転域の振動により内部のカムと中間ピンの接触部が摩耗することがある。そのため、マイクロスイッチの接点が一時的に遮断され、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置
全車両、エンジンコントロールユニットとイモビライザーコントロールユニットの制御プログラムを対策仕様に書き換える。あわせてイグニッションスイッチの機能点検を診断機で行い、故障コードが記録されている場合はイグニッションスイッチを新品に交換する。
不具合件数・事故
1件/事故なし

整備事業者には日整連発行の機関誌で周知されます。作業済みの車両は、イグニッションスイッチに白ペイントマークが付きます。発表はリコールの届出について(BMW BMW S1000RR)です。

3. ボルボ「ボルボ EX30」「ボルボ EX30 クロスカントリー」 事故自動緊急通報装置

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月8日)
届出番号
外-4232(届出者:ボルボ・カー・ジャパン株式会社)
車名・型式
ボルボ「ボルボ EX30」「ボルボ EX30 クロスカントリー」/ZAA-2E400A(EX30 1台、EX30 クロスカントリー 5台)、ZAA-2E400R(EX30 110台)
対象台数
116台(輸入期間の全体の範囲:令和5年10月13日〜令和7年9月8日)
不具合の内容
TCAM(テレマティクスおよび接続性アンテナモジュール)において、制御プログラムが不適切なため、モバイルネットワーク回線に接続することができない。そのため、通信ができず、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しない。
改善措置
全車両、TCAMのプログラムを対策プログラムに書き替える。販売店に入庫して診断機で実施するか、対象車両へ遠隔配信し使用者自身でインストールする。
不具合件数・事故
国内2件/国内の事故なし

この件は使用者を把握しているため、日整連発行の機関誌には掲載されません。作業完了車は、液晶モニターの設定画面に表示されるソフトウェアのバージョンが1.7.1以上であることで識別します。発表はリコールの届出について(ボルボ ボルボ EX30 他)です。

4. 三菱「ふそうスーパーグレート」[1] ASAMの制御プログラム

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
5884(届出者:三菱ふそうトラック・バス株式会社)
車名・型式
三菱「ふそうスーパーグレート」/2KG-FV70HJR、2KG-FV70HYP、2KG-FV70HZP、2KG-FV74HJR、2PG-FP74GGR、2PG-FP74HDR、2PG-FP74HER、2PG-FP74HGR、2PG-FV74HJR、2RG-FP74HDR、2RG-FP74HER、2RG-FP74HGR(計12型式)
対象台数
計2,293台(製作期間の全体の範囲:令和2年1月22日〜令和4年5月26日)
不具合の内容
大型トラクタ等のけん引車両において、ASAM(電装品制御を統合管理するモジュール)の制御プログラムが不適切なため、走行中に運転者が操作を行っていないのにもかかわらず、(10分毎に1回)トレーラ側のハザードランプとバックランプが瞬間的に点灯し、バックブザーが吹鳴するおそれがある。
改善措置
全車両、ASAMの制御プログラムを対策仕様に書き換えるとともに、届出番号4918で追加したハーネスが回路に組み込まれている場合は、当該ハーネスを切断する。
不具合件数・事故
32件/事故なし

この件は、令和3年3月26日付の届出番号「4918」と令和3年11月1日付の届出番号「5042」でリコール届出を行ったものについて、大型トラクタ等のけん引車両で新たな不具合が判明したため対策を行うものです。発表はリコールの届出について(三菱 ふそうスーパーグレート)[1]です。

5. 三菱「ふそうスーパーグレート」[2] トレーラ用灯火器回路

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
5885(届出者:三菱ふそうトラック・バス株式会社)
車名・型式
三菱「ふそうスーパーグレート」/2KG-FV70HJR、2PG-FP74HDR、2RG-FP84VDR など
不具合の内容
大型トラクタ等のけん引車両において、トレーラ用灯火器回路の設計検討が不十分なため、トレーラ側に不要な電流が流れることがある。そのため、ブレーキを踏んだ際にバックランプ回路にも電流が流れ、後退操作を行っていないのにもかかわらず、バックランプが点灯し、バックブザーが吹鳴するおそれがある。
改善措置
全車両、不要なリレー回路を取り外す。
不具合件数・事故
16件/事故なし

対象の型式と型式ごとの台数は、発表に添付されたリコール届出一覧表で確認してください。発表はリコールの届出について(三菱 ふそうスーパーグレート)[2]です。

6. 三菱「ふそうスーパーグレート」など リヤビューカメラ

届出日
2026年10月8日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
5886(届出者:三菱ふそうトラック・バス株式会社)
車名・型式
三菱「ふそうスーパーグレート」/2KG-FV80GX、2PG-FS84VZ、2PG-FU84HZ など(発表の件名は「三菱 ふそうキャンター 他」)
不具合の内容
リヤビューカメラにおいて、ソフトウェアが不適切なため、当該カメラ起動時に内部データが破損して映像信号を正常に出力できないことがある。そのため、後退時にリヤビューモニターに車両後方の映像が映らず、保安基準に適合しない。
改善措置
全車両、リヤビューカメラのシリアルナンバーを確認し、不具合品が装着されていた場合は対策品に交換する。取り付け角度に調整が必要な場合は調整を行う。
不具合件数・事故
318件/事故なし

リコール届出一覧表は6ページにわたります。対象の車名・型式と型式ごとの台数は、発表に添付された一覧表で確認してください。発表はリコールの届出について(三菱 ふそうキャンター 他)です。

7. コマツ フォーク・リフト「FG25」など 排気管

届出日
2026年10月9日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
5881(届出者:株式会社小松製作所)
車名・型式
コマツ/EBT-SM221K(FG09、FG10、FG15、FG18:693台)、EBT-SM225K(FG20、FG25:921台)、EBT-SM226K(FG30:119台)、EBT-M226K(FG30、FG35A:15台)、EBT-M232K(FG25N:3台)、EBT-M255K(FG30N:6台)。EBT-M226K は大型特殊自動車、ほかは小型特殊自動車
対象台数
計1,757台(計6型式・計10車種。製作期間の全体の範囲:令和2年1月27日〜令和7年12月11日)
不具合の内容
フォーク・リフトの排気管において、組立工程の作業が不適切なため、排気管が正しく組み付けられていないものがある。そのため、そのまま使用を続けると、排気管の差込部から排気ガスが漏れるおそれがある。
改善措置
全車両、排気管の差込部を点検し、排気ガス漏れまたはクランプ位置不良があるものは、熱硬化性シール剤を追加塗布して正規位置で再締結する。
不具合件数・事故
0件/事故無し

届出者が使用者を把握しているため、整備事業者に向けた周知の措置はとられません。作業済みの車両は、エンジンフード内のヒューズボックスに赤色のペイントが塗布されます。発表はリコールの届出について(コマツ FG25 他)です。

8. コマツ ショベル・ローダ「WA270-8」など 駐車ブレーキ

届出日
2026年10月9日(リコール開始日 10月9日)
届出番号
5880(届出者:株式会社小松製作所)
車名・型式
コマツ/WDR-WA121(WA320-7:178台)、YDR-WA135(WA320-8:963台)、WDR-WA122(WA270-7:163台)、YDR-WA136(WA270-8:1100台)
対象台数
計2404台(計4型式・計4車種。製作期間の全体の範囲:平成28年3月4日〜令和8年7月15日)
不具合の内容
ショベル・ローダの駐車ブレーキにおいて、駐車ブレーキバルブへの雨水等の浸入対策が不十分なため、ソレノイドリード線挿入部の隙間から雨水等が浸入することがある。そのため、そのまま使用を続けると、ソレノイド内部に錆が発生して駐車ブレーキを解放状態に保持する力が減少し、最悪の場合、走行中に駐車ブレーキが作動するおそれがある。
改善措置
全車両、ソレノイドを対策品に交換し、ソレノイドリード線挿入部の取り付け向きを変更し、ソレノイド周囲にカバーを取り付ける。あわせて、シリコン接着シール剤が未塗布のコネクタにシール剤を塗布する。
不具合件数・事故
4件/事故無し

この件は、令和5年7月26日付の届出番号「5359」と同様な不具合について、新たな原因が判明したため、改善措置の内容と対象範囲を見直して新たに届け出られたものです。届出者が使用者を把握しているため、整備事業者に向けた周知の措置はとられません。作業済みかどうかはカバーの有無で識別します。発表はリコールの届出について(コマツ WA270-8 他)です。

整備工場・車販店が何をすべきか
  • 二輪を扱う店は、レブル250・Rebel 250・CL250 の在庫車と顧客車両を確認する。計64,532台と対象が広く、製作期間も平成29年から令和7年にわたります。入庫時や販売前に、ホンダのリコール等対象検索で“実施済”かどうかを確かめておくと確実です。
  • 車台番号が範囲内でも、対象とは限りません。各件の一覧表には、車台番号の範囲に対象とならない車両も含まれるという注意書きがあります。お客様に案内する前に、メーカー等の検索画面か販売店・届出者への問い合わせで確認してください。
  • 過去にリコール作業を受けた車両も、もう一度確認する。三菱ふそうの届出番号5884は、届出番号4918・5042で届け出たものへの対策です。コマツの5880は、届出番号5359と同様な不具合について対象範囲を見直したものです。「以前に実施済み」という記録だけでは判断できません。
  • 機関誌で周知されない件があります。ボルボ EX30 とコマツの2件は、日整連発行の機関誌への掲載など整備事業者向けの周知が行われません。該当する車両が入庫したときは、店の側から使用者にひと声かけ、販売店や届出者への問い合わせを案内できます。
  • 作業済みの見分け方を控えておく。BMW S1000RR はイグニッションスイッチの白ペイントマーク、コマツのフォーク・リフトはヒューズボックスの赤色ペイント、コマツのショベル・ローダはカバーの有無、ボルボ EX30 はソフトウェアのバージョン(1.7.1以上)で識別できます。
  • トレーラをけん引する車両を扱う工場は、灯火器まわりの申告に注意する。三菱ふそうの5884・5885は、どちらも操作していないのにバックランプが点灯しバックブザーが吹鳴するおそれがあるという内容です。同じ症状の相談を受けたら、まずリコールの対象かどうかを確認してください。

出典:国土交通省ウェブサイト(リコール情報)および各件の報道発表資料(令和8年10月8日・10月9日、本文中にリンク)を加工して作成。 届出番号5885・5886の対象型式と型式ごとの台数は、各発表に添付されたリコール届出一覧表でご確認ください。お持ちの車両が対象に該当するかは、販売店または届出者へお問い合わせください。

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