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100台未満の「少数台数リコール」8月分を国交省が公表
コルベット、架装トラック、スカニアなど
公開 2026年10月2日 / 国土交通省の発表日 2026年9月17日
対象が100台未満のリコールは、毎月まとめて公表されます。台数が少ないので目にする機会は少ないものの、トラックの荷台まわりなど、架装メーカーが届け出たものも含まれています。
要点
令和8年8月の100台未満のリコール届出は9件。このうち公表済みの1件を除く8件が今回の資料に載っています。乗用車はシボレー コルベット(11台)、トラック関係は架装部分のリコール2件と、スカニアのエアコン制御ユニット1件です。
発表の概要
- 対象
- 対象台数が100台未満のリコール届出(令和8年8月分)
- 届出件数
- 9件(公表済みの1件は今回の資料に載っていない)
- 8月のリコール届出の総数
- 19件(前年同月比 3件増)。内訳は100台以上が10件、100台未満が9件
- 令和8年度(4〜8月)の累計
- 136件・2,052,048台(速報値)
- 対象かどうかの確認先
- 販売店または届出者(メーカー等のホームページの検索画面でも確認可能。一部メーカー等を除く)
乗用車・トラックの届出
シボレー コルベット(ゼネラルモーターズ・ジャパン)
- 届出日・届出番号
- 8月20日 外4227
- 型式
- 7BA-Y2XC
- 対象台数
- 11台
- 輸入期間
- 令和8年3月24日
- 不具合の内容
- フロントエンドスポイラーの端部の切削加工が不十分で、保安基準に適合しない(設計時の検討が不適切だったため)
脱着装置付コンテナ専用車の突入防止装置(極東開発工業)
- 届出日・届出番号
- 8月24日 5872
- 車名・型式・通称名
- 三菱 他/2KG-FV70HZ 他/ふそうスーパーグレート 他
- 対象台数
- 65台
- 製作期間
- 令和3年9月12日〜令和8年1月29日
- 不具合の内容
- 突入防止装置のタイプレートについて、
①装置型式指定で申請した部品の形状と違う寸法で作られたものがある
②申請した溶接長より短い溶接で作られたものがある
そのため、保安基準に適合しないおそれがある
スペアタイヤキャリアブラケットの溶接(パブコ)
- 届出日・届出番号
- 8月26日 5863
- 車名・型式・通称名
- いすゞ 他/2RG-FRR90S2 他/フォワード 他
- 対象台数
- 14台
- 製作期間
- 令和4年1月15日〜令和4年12月27日
- 不具合の内容
- リヤオーバーハング部のフレーム間に付いているスペアタイヤキャリアブラケットの、フレームへの溶接が不十分なものがある。走行の振動などで溶接がはがれ、最悪の場合スペアタイヤが脱落し、他の交通の妨げになるおそれ
スカニアのトラック エアコン制御ユニット(スカニアジャパン)
- 届出日・届出番号
- 8月27日 外4231
- 通称名
- スカニア(LPRGSシリーズトラック)(型式は資料上「不明」)
- 対象台数
- 32台
- 製作期間
- 令和6年4月11日〜令和6年7月5日
- 不具合の内容
- エアコン制御ユニットの電源回路の電圧が、マイクロコントローラが正常に動ける範囲から外れることがある。ユニットが止まると送風ファンも止まってデフロスタが働かず、保安基準に適合しないおそれ
そのほかの届出(フォークリフト・農耕トラクタ)
- ロジスネクスト FX(YDN-F203 他)
- 61台。ダブルタイヤ仕様フォークリフトのアクスルチューブがチューブASSYから抜けだし、最悪の場合走行できなくなるおそれ(8月6日届出・5856)
- ジョンディア JD-6R185 他(ヤンマーアグリ)
- 19台。車輪速度入力用の配線がなく、可変ステアリング機能をONにして10km/h以上になると機能が止まり、旋回半径が大きくなるおそれ(8月13日届出・外4225)
- ジョンディア JD-6R250(ヤンマーアグリ)
- 1台。リアファイナルドライブ内のプラネタリーギヤ固定ボルトにネジロック剤が塗られておらず、緩んでギヤが破損するおそれ(8月13日届出・外4226)
- フェント F211VARIO G3(エム・エス・ケー農業機械)
- 2台。樹脂製燃料タンクの保持ナット周辺に空洞(ブローホール)があり、亀裂から燃料が漏れるおそれ(8月19日届出・外4215)
整備工場にとっての意味
- トラックは「架装メーカー」のリコールにも目を向ける。今回の突入防止装置とスペアタイヤキャリアは、届け出たのが車体メーカーではなく極東開発工業とパブコです。対象かどうかは、架装メーカー(届出者)か販売店に問い合わせるのが確実です。
- メーカーのサイトで検索して出なくても、対象外とは限りません。発表にも「一部メーカー等を除く」とあります。少数台数のリコールは、この月ごとの公表資料もあわせて確認しておくと安心です。
- 入庫したトラックで見ておきたい箇所。いすゞ フォワードなどでは、スペアタイヤキャリアブラケットの溶接部のはがれ。スカニアのLPRGSシリーズでは、デフロスタがちゃんと風を出しているか。どちらも、点検のついでにお客様に一声かけるきっかけになります。
- コルベットは輸入されたばかりの年式です。保安基準に「適合しない」と言い切られている内容なので、該当しそうな車が入庫したら、販売店に問い合わせるようお客様に案内しておくとよいでしょう。
出典:国土交通省ウェブサイト(少数台数のリコール届出の公表について(令和8年8月分)(令和8年9月17日))を加工して作成。
届出ごとの詳しい内容は、発表に添付されたPDF「少数台数リコール届出(令和8年8月分)」で確認できます。
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