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少数台数リコール、令和8年9月分は5件
デュカト、Super-ONE、スーパーグレート架装車など

公開 2026年10月21日 / 国土交通省の発表日 2026年10月20日

対象が100台未満の「少数台数」のリコール届出について、国土交通省が令和8年9月分をまとめて公表しました。台数が少ないぶん見落としやすいので、お客様の車に当てはまるものがないか確認しておくと安心です。

要点

令和8年9月の少数台数リコールの届出は5件でした。乗用車・商用車のほか、フォークリフトやロータリ除雪車も含まれています。対象車に当たるかどうかは販売店か届出者に問い合わせるよう案内されています(メーカー等のホームページの検索画面でも確認できます。一部メーカー等を除く)。

届け出られた5件

届出日の順に並べています。製作期間(輸入車は輸入期間)は発表資料の記載どおりです。

フィアット デュカト(Stellantisジャパン)

届出日・届出番号
9月17日・外4236
型式
7DF-25022
対象台数
42台
輸入期間
令和7年9月1日~令和7年11月27日
不具合の部位
燃料リターンホース

製造工程での部品の管理が不適切だったため、柔軟性を高める加硫処理をしていないホースが混ざっています。ホースが硬いままだと接続部の密着が足りず、そのまま使い続けると接続部から燃料が漏れ、最悪の場合は火災のおそれがあります。

ホンダ Super-ONE(本田技研工業)

届出日・届出番号
9月17日・5882
型式
ZAA-JG6
対象台数
1台
製作期間
令和8年4月24日
不具合の部位
電動機用制御装置(バッテリチャージャ内部)

バッテリチャージャ内部にある通電板の取付けボルトの締め方が不適切だったため、通電板と高電圧端子の密着が足りないものがあります。走行中の振動などで通電板が動くと、接触抵抗が増えて発熱し、導通不良になります。その結果パワーシステム警告灯が点灯し、駆動用モーターの出力が止まって走れなくなるおそれがあります。

三菱 ふそうスーパーグレート(パブコ)

届出日・届出番号
9月30日・5864
型式
2PG-FU85VZ
対象台数
97台
製作期間
令和7年2月5日~令和8年4月17日
不具合の部位
テールランプ(尾灯)

設計の段階で保安基準に合っているかを確かめる方法が不適切でした。そのため、オプションの後部クッション材を付けた場合に、尾灯の見え方(幾何学的視認性)が保安基準に適合しません。

住友ナコフォークリフト SN(FD25PAXIII 他)

届出日・届出番号
9月9日・5871
型式
YDN-SD2G 他
対象台数
29台
製作期間
平成21年8月21日~令和8年1月30日
不具合の部位
後写鏡(特殊仕様車)

設計検討が足りず、後写鏡が視界試験の要求仕様を満たさない位置に付いています。後方の交通状況を確認できず、保安基準に適合しません。

ニッセキ HTR608 他(NICHIJO)

届出日・届出番号
9月30日・5878
型式
YDS-R01E 他
対象台数
34台
製作期間
平成17年12月21日~令和8年2月6日
不具合の部位
ロータリ除雪自動車のリヤフレーム

ステアリングシリンダブラケット取付部の強度検討が足りず、ハンドル操作を繰り返すうちに取付部に亀裂が入ることがあります。そのまま使い続けると亀裂が広がり、最悪の場合はハンドル操作ができなくなるおそれがあります。

9月のリコール届出全体(参考)

令和8年9月の届出件数
21件(前年同月比 5件減)
うち対象100台以上
16件(国産車8件・輸入車8件)
うち対象100台未満
5件(国産車4件・輸入車1件)
令和8年9月の対象台数
51,113台(速報値)
令和8年度(4月~9月)の累計
157件・2,103,358台(速報値)
整備工場にとっての意味
  • 台数が少ないぶん、気づきにくいリコールです。週ごとのリコール情報とは別にまとめて公表されるため、顧客台帳の型式と照らし合わせておくと見落としを減らせます。特に 7DF-25022(デュカト)、ZAA-JG6(Super-ONE)、2PG-FU85VZ(スーパーグレート)は一般の整備工場にも入庫しうる車種です。
  • 対象かどうかの判断は販売店か届出者へ。発表でもそう案内されています。該当しそうなお客様には、まず問い合わせ先を伝えるのが確実です。
  • デュカトは燃料漏れの症状に注意。燃料の臭いや接続部のにじみなどで入庫した場合は、このリコールを思い出しておくと話が早く進みそうです。
  • Super-ONEは警告灯での入庫に備える。対象は1台だけですが、パワーシステム警告灯の点灯や走行不能の相談があった際の手がかりになります。高電圧部品に関わる内容なので、扱いは届出者の案内に従うのが無難です。
  • トラックを扱う工場・板金工場は、後部クッション材の有無を見る。スーパーグレートの件は、オプションの後部クッション材を付けた場合に限った不適合です。架装の状態によって当てはまるかどうかが変わるため、入庫時に確認しておくと安心です。

出典:国土交通省ウェブサイト(少数台数のリコール届出の公表について(令和8年9月分)(令和8年10月20日))を加工して作成。 各届出の詳しい内容は、発表に添付されたPDF「少数台数リコール届出(令和8年9月分)」に載っています。

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